揮発性有機化合物(VOC)の排出量計算方法
事業者は、揮発性有機化合物(VOC)の排出量を政府へ報告する義務がある場合があります。VOCは大気中の低層オゾンに滞留し、健康や植生に悪影響を及ぼすため、排出量の把握は重要です。以下では、VOC排出量を簡単に算出する手順を紹介します。
必要なもの
- 電卓(計算機)
計算手順
-
使用する製品の「VOC含有係数」を確認します。塗料や農薬など多くの化学製品に係数が掲載されています。製品の有効成分ごとに係数番号をメモします。
-
各係数に適用率を掛けます。適用率は製品を使用する面積あたりの使用量です。例として、1ガロンの塗料を100平方フィートの壁に塗布する場合、1ガロン/100平方フィートで掛け算します。得られた数値はVOC適用率となります。
-
各有効成分の排出率(エミッションレーティング)を調べます。メーカーや地方の規制当局から取得でき、%で示されます。計算に使用するため、100で割って小数に変換します。
-
ステップ2で求めたVOC適用率にステップ3の排出率を掛けます。これが「排出レート」(エミッションレート)で、排出率とは別物です。結果を記録します。
-
各有効成分について、排出レートに処理面積(エーカー数や平方メートル)を掛けます。これが各成分の総VOC排出量です。
-
すべての有効成分のVOC排出量を合計し、製品全体のVOC総排出量を算出します。
以上の手順で、VOC排出量を正確に算出でき、環境基準の遵守や排出削減対策に活用できます。
