微生物テストでテキスタイルの抗菌性を評価する方法
細菌やカビなどの微生物は、テキスタイルの劣化や臭い、さらには接触者の皮膚刺激を引き起こすことがあります。多くの繊維メーカーは、微生物の増殖を抑えるために抗菌加工を施していますが、実際に効果があるかどうかは実験室でのテストで確認する必要があります。
必要なもの
- 細菌サンプル
- カビ接種液
- テキスタイルサンプル
- Agar培地プレート
- ペトリ皿
- インキュベーター
- 湿度チャンバー
- バーミキュライト
- 蒸留水
- 試験管またはビーカー
テスト手順
Agar拡散法
- Agarプレートに細菌を接種し、24時間培養します。
- テキスタイル片をプレート表面に直接置き、再度24時間培養します。
- 培養後、プレートを観察します。抗菌加工された繊維は細菌の増殖が見られず、繊維周辺に大きな阻止帯(インヒビションゾーン)が形成されます。
細胞懸濁テスト
- 細菌を直接テキスタイルに付着させます(Agarなしのペトリ皿でも可)。
- 24時間後、蒸留水で繊維上の細菌を洗い流し、試験管やビーカーに回収します。その溶液を新たなAgarプレートに移し、再び24時間培養します。
- 形成されたコロニー数をカウントします。抗菌処理が有効であればコロニー数は減少し、増加すれば効果が不十分です。
- 高温、低温、高湿、乾燥など異なる環境条件下でも同様の手順を繰り返し、効果の一貫性を確認します。
湿度チャンバーを用いた真菌増殖テスト
- テキスタイルに真菌接種液を接種し、湿度90%に設定したチャンバーに入れます。サンプルは湿ったバーミキュライトの上に置きます。
- 20℃で28日間培養します。
- 培養終了後、目視で真菌の成長を確認します。真菌が見られなければ抗菌加工が有効です。
