RCRAに基づく貴金属リサイクル規則
金、銀、白金、イリジウム、オスミウム、パラジウム、ルテニウム、ロジウムなどの貴金属を回収する事業者は、米国環境保護庁(EPA)が定める資源保全・回復法(RCRA)のリサイクル規則の対象となります。例えば、基板製造で使用された鉛はんだの残渣や、金属が多く含まれる印刷回路基板、銀が豊富な写真現像液の廃液などが該当します。
リサイクル可能資材の要件
回収対象となる材料がリサイクル可能である場合、完全な有害廃棄物規制は適用されず、以下の管理要件のみが必要です。
- EPA の事業者識別番号(EPA ID)を取得すること。
- 記録保持義務を遵守すること。
- 陸上処分制限(LDR)に関する通知義務を満たすこと。
保管要件
貴金属廃棄物を保管する容器は、破損や漏れがない良好な状態であることが求められます。漏れが確認された容器は速やかに交換し、容器には内容物を明示するラベルを貼付します。保管用の建屋は、土質材料を使用しない、床・壁・屋根が雨水と接触しないよう設計された構造体でなければなりません。
出荷要件
有害廃棄物として貴金属を含む廃棄物を輸送する場合、必ず有害廃棄物マニフェスト(危険廃棄物輸送票)を作成し、処分後も5年間保存します。
記録保持要件
RCRA の推奨に従い、以下の記録を最低5年間保存してください。
- 年度初めの在庫量、年間に受領した量、年度末の在庫量を示す年次在庫表。
- 累積された貴金属のうち75%以上をリサイクルしたことの証明。75%未満の場合は、完全な有害廃棄物規制が適用されます。
- 除外された有害二次資材の出荷に関する3年間の記録(生成施設名・住所、輸送業者名、受領日、受領量、製造プロセスの概要)。
