ミネラルオイルが有害とされる理由とは

化粧品や食品業界で使用されるミネラルオイルは、無毒性で体内から比較的速やかに排除されるとされています。しかし、20世紀半ばの研究では、依然として有害性が指摘されています。

使用例

  • ミネラルオイルは、スキンローションや食品・医薬品の製造工程で広く使用されています。また、軽度の下剤として利用する人もいます。1970年にFAOとWHOが共同で報告したところ、加工食品やオイル加工されたベーキングトレイ・生地カッターから、意図せずミネラルオイルを摂取しているケースがあることが明らかになりました。

ビタミン・脂溶性栄養素の減少

  • FAO/WHOの調査によれば、食品等級のミネラルオイルは体内からほぼ完全に排泄されますが、排泄過程でβ-カロテンや必須脂肪酸、ビタミンA・E・K、さらにはカルシウム吸収に不可欠なビタミンDなど、脂溶性栄養素も一緒に失われる可能性があります。

骨ミネラルの欠乏

  • 1940年4月号の『Journal of Nutrition』に掲載された動物実験では、ミネラルオイルがビタミンDの摂取経路(紫外線照射)に関わらず、骨形成を阻害することが示されました。研究者は、ミネラルオイルが腸内でのカルシウム・リンの吸収を妨げ、ビタミンDの欠乏を助長することを指摘しています。

まとめ

ミネラルオイルは無毒とされる一方で、長期的な摂取や食品への混入は、脂溶性ビタミンや骨の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。使用する際は、適切な量と用途を守り、過剰摂取を避けることが重要です。

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