臭化物(ブロマイド)とは?起源・性質・用途・危険性

起源

フランスの化学者アントワーヌ・バラールが1826年にブロミンを初めて発見しました。当時、バラールは海岸湿地の水分を研究しており、ブロミンに名付けました。その後、1860年頃には大量生産が始まり、ブロミンからブロミド(‑1価のブロミンイオン)が得られるようになりました。

液体状態のブロミン

ブロミンは室温で液体になる唯一の非金属元素で、赤褐色を呈し揮発性が高く、すぐに蒸発して刺激的な臭いを放ちます。水に溶けやすく、塩素と似た化学反応を示します。

自然界でのブロミド

ブロミドは海水中に多く含まれ、特に死海(Dead Sea)では5,000ppm以上の濃度が見られます。米国とイスラエルが世界最大のブロミド生産国です。

主な用途

ブロミドは殺虫、難燃処理、水処理、医薬、衛生、写真など幅広い分野で利用されています。また、粉末状にしてプールや温浴施設の消毒にも用いられます。

危険性

ブロミンは元素状態では有毒で、10ppm以上の濃度で皮膚や肺に刺激を与え、重度の場合は死亡する恐れがあります。取り扱いには十分な防護が必要です。

公衆衛生 - 関連記事