空気清浄機メーカーは陰イオンが極めて健康に良いと宣伝しています。自然界では、海辺や山頂などで陰イオンの割合が高く、空気が「清々しい」と感じられます。しかし、過剰な陰イオンの吸入、特に人工的に生成された陰イオンは健康リスクを伴うことがあります。
オゾンの生成
人工的に陰イオンを放出する装置は、オゾンを副産物として発生させることがあります。オゾンは酸素原子が3つ結合した分子で、呼吸に有害です。過剰に吸い込むと中毒症状を起こし、肺機能を損なう恐れがあります。
付着性粒子の増加
陰イオンは帯電した粒子同士を引き寄せる性質があります。イオン発生装置を壁や家具の近くに置くと、空気中の粒子が表面に付着し、黒い汚れ(通称「ブラックウォール」)が生じます。吸入した粒子は肺や喉に付着し、喘息などの呼吸器疾患を悪化させる可能性があります。
肺への長期的ダメージ
オゾンを含む人工的にイオン化された空気を長期間吸入すると、肺に水ぶくれができたり、気道が閉塞したりして、永久的な肺機能低下を引き起こすことがあります。自然環境で得られる陰イオンは健康に寄与しますが、人工的に生成された陰イオンはオゾンなどの有害物質を伴うため、注意が必要です。
