理容師と美容師が知っておくべきヘルペスIIの実態

定義

CDCによると、ヘルペス単純ウイルス2型(HSV-2)は、肛門や性器周辺に水疱が周期的に出現し、破裂して2〜4週間で治癒する感染症です。完治はなく、抗ウイルス薬で発症頻度を抑え、他者への感染リスクも低減できます。主に性行為で感染しますが、性器のワックス脱毛やシェービングなど理容・美容の施術でも感染の機会が生じます。

衛生手順

オクラホマ州美容委員会は、基本的な衛生管理がHSV-2やその他の細菌・ウイルスの伝播防止につながると指摘しています。使い捨てのワックススティックやアプリケーターは1回使用で廃棄し、施術前後に必ず手洗いを行います。タオルや器具は顧客ごとに新しいものを使用し、再利用する器具は石鹸と水で洗浄した後、適切に消毒してください。クリームやワックスを二度にわたって容器に戻す「ダブルディップ」は絶対に避け、専用のスプーンやアプリケーターで取り出します。

安全教育

テキサス州の美容教育機関は、免許保持者が皮膚の状態を確認し、潰瘍や病変がある場合は施術を中止する訓練を必須としています。すべての病変がHSV-2とは限らないため、感染性皮膚障害の見分け方を学ぶことが基本的な安全対策です。

予防策

CDCは、HSV-2の感染は主に症状が出ている皮膚接触で起こりますが、症状がない潜伏期でもウイルスは伝播する可能性があります。オクラホマ州美容委員会は、病変や開放創がある顧客への施術を禁じ、非使い捨て器具は徹底的に清掃・消毒するよう求めています。これにより、HSV-1による結膜炎(ピンクアイ)などの二次感染も防げます。

専門家の見解

CDCの調査によれば、14歳から49歳の人口の約6人に1人がHSV-2に感染しており、特に非ヒスパニック系黒人女性の罹患率が高いとされています。感染は多くの場合、診断が遅れることが多いですが、女性は男性に比べてパートナーへの感染リスクが低いと報告されています。また、HSV-2に感染している人はHIVに感染するリスクが2倍以上に高まります。

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