臭化カリウムの危険性
臭化カリウムは白色の結晶性塩で、19世紀末から20世紀初頭にかけて鎮静剤として使用され、現在は写真現像にも利用されています。無臭ですが、飲み込んだり吸い込んだり、目や皮膚に触れたりすると神経系に有害です。
吸入
臭化カリウムを吸入すると、呼吸器官が刺激され、咳や喉の痛み、息切れが現れます。作業場では十分な換気が必要で、局所排気換気装置の使用が推奨されています。吸入した場合はすぐに新鮮な空気に移し、意識がない、喘鳴や口の灼熱感がある場合は速やかに医療機関へ連絡してください。
摂取
誤って摂取すると、吐き気・嘔吐・腹痛が起こります。多くの場合、嘔吐により体外へ排出されますが、嘔吐を強制しないでください。皮膚発疹、視力低下、眠気、イライラ、めまい、重症例では躁状態、幻覚、昏睡が現れることがあります。摂取したらすぐに毒物管理センターに連絡し、意識があり痙攣していなければ水を1〜2杯飲ませて体内濃度を薄めます。意識不明や痙攣がある場合は直ちに救急搬送してください。
皮膚・目への接触
皮膚に付着すると、軽度の刺激や赤み、痛み、やけどが生じます。目に入ると同様に赤みと痛みが現れます。皮膚に付着したらすぐに汚染された衣服を脱ぎ、流水で十分に洗い流し、石鹸で洗浄してください。目に入った場合は、少なくとも20分間流水で洗い流します。いずれの場合も症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診してください。
