呼吸器感染を引き起こすMRSAとは?

MRSAの呼吸器疾患への関与

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、通常は皮膚に膿瘍や痂疹(かさぶた)を引き起こす菌ですが、体内に侵入すると肺炎などの呼吸器感染を引き起こすことがあります。

MRSAの症状

感染部位によって症状は異なります。皮膚に感染すれば赤く腫れ、痛みを伴う膿瘍が現れますが、血流に乗って肺に達すると、咳、発熱、呼吸困難といった肺炎症状が出ます。皮膚症状と呼吸器症状が同時に現れた場合、原因はMRSAである可能性が高いです。

MRSAの感染経路

主に2つのシーンで感染が広がります。

  • 医療機関(病院、介護施設、透析センター)での感染:医療関連MRSA(HA‑MRSA)
  • ジム、ロッカールーム、刑務所など公共の場での接触:地域関連MRSA(CA‑MRSA)

皮膚や表面との接触に注意

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、MRSAは皮膚と皮膚の直接接触で最も広がりますが、汚染された物体や表面に触れることでも感染します。健康な人でも、主に皮膚に症状が出るCA‑MRSAにかかることがあります。

子どもが最もリスクが高い理由

免疫機能が未成熟な子どもや若年成人は、成人に比べて肺炎にかかりやすく、特に医療機関での滞在中にMRSAが肺に侵入すると重症化しやすいです。健康な子どもでも、皮膚に小さな切り傷があると感染リスクが高まります。

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