赤ちゃんの採血技術
毛細血管穿刺
新生児や乳児から血液を採取する際に最も一般的なのは、かかと(足裏)の側面の下部二箇所です。ユタ大学の採血ガイドラインによれば、かかとを約42℃に温めると血流が良くなり、採血がしやすくなります。滅菌されたランセットで軽く刺し、すぐに血が出ないことが多いため、刺した部位を優しく圧迫して血滴を集めます。
静脈採血
静脈から採血する場合は、手背の背側静脈を選ぶのが推奨されています(Bonnie K. Davis『Phlebotomy: A Customer Service Approach』)。この部位は赤血球の溶血が起きにくく、組織液による希釈リスクも低減します。また、穿刺回数が減ることで赤ちゃんの刺激も少なくてすみます。使用する針は小径のもの、またはバタフライセットを使用し、針が静脈を突き抜けないようゆっくりと挿入します。
患者の扱い方
ほとんどの赤ちゃんは採血に対して不安や抵抗を示します。必要に応じて、同伴する保護者に協力を求め、赤ちゃんを優しく固定します。保護者が不安な場合は、医療スタッフが代わりに抱えるなどのサポートが必要です。採血が終わったら、勇気を称えるシールや褒め言葉を渡すことで、体験をできるだけストレスフリーにします(ノースカロライナ大学医療システム)。
