窒素肥料の効果と主な種類

窒素肥料は窒素(N)だけを土壌に供給する単一肥料で、別名N型肥料と呼ばれます。窒素は植物の迅速かつ健康な成長を促し、収量やタンパク質含有量の向上に寄与します。

主な窒素肥料の種類

基本カルシウム硝酸塩(Basic Calcium Nitrate)

「石灰硝酸」や「ノルウェー硝石」とも呼ばれ、非常に水に溶けやすい肥料です。カルシウムと窒素を同時に供給し、根系の発達を助け、土壌からの養分吸収を安定させます。

硫酸アンモニウム(Ammonium Sulphate)

商業的に重要なアンモニア塩で、窒素含有量は約24~25%です。土壌中で分解されてアンモニアとなり、さらに硝化菌によって硝酸塩に変換され、植物が吸収しやすい形になります。タンパク質や炭水化物の合成を促進します。

硝酸ナトリウム(Sodium Nitrate)

チリ硝石としても知られ、窒素肥料として使用されます。早期成長と早熟を促し、耐霜性や病害抵抗性を高め、高収量の種子形成を助けます。

硝酸カルシウムアンモニウム(Calcium Ammonium Nitrate, CAN)

インド製の肥料で、水に非常に溶けやすく、直接植物に吸収されます。窒素含有量は約20%で、土壌中での変化が少なく、効率的に窒素供給が可能です。

シアナミドカルシウム(Calcium Cyanamide, Nitrolim)

カルシウムと窒素を同時に供給する緩効性肥料です。播種前や成長期に追肥として使用され、牧草、タバコ、綿、ジャガイモ、トウモロコシなどの作物に有効です。硝酸アンモニウムや硫酸アンモニウムよりもゆっくりと効果が現れます。

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