州保健部門が実施する水質検査の概要
大腸菌(コロフィル)
州の保健部門はコロフィル菌の有無を検査します。大腸菌は人や動物の腸内に常在し、汚染された水に糞便が混入していることを示す指標です。これらの菌は有害物質を産生し、飲用した際に健康被害を引き起こす可能性があります。メイン州では、基準値を超えるコロフィルが検出された場合、再検査(リチェック)が義務付けられています。
金属類
水中に含まれる金属も検査対象です。主な対象金属は鉄、ニッケル、銅、ヒ素、鉛などです。金属の存在は配管の腐食や劣化を示すサインでもあります。特にヒ素や鉛は極めて毒性が強く、健康リスクが高いです。ミネソタ州の保健部門によれば、鉄分が水に多く含まれると、食器や調理器具が黄色や赤色に変色することがあります。
石油系化合物
揮発性有機化合物(VOC)テストで、石油系化合物を検出します。対象はプロパン、ブタン、オクタン、ベンゼンなど炭素鎖を持つ化学物質です。燃料油が水に混入すると、蒸気が発生したり水自体が汚染されたりします。メイン州では、より重い石油系化合物(半揮発性)を検出する追加テストも実施しています。
農薬・除草剤
農薬や除草剤の残留も検査対象です。作物の害虫駆除に使用される農薬は人や動物にとって高毒性であり、雨や地下水を通じて水源に流入することがあります。メイン州の保健部門は、カルバメート系農薬やその他複数種の農薬検査キットを提供しています。除草剤も同様に有害であり、別途検査が行われます。
放射性物質
放射性物質の有無も確認します。代表的な検査項目はラドンガスです。ラドンは常温で気体となり、空気中に拡散しやすい特徴があります。さらに、ウランやプルトニウムなどの重金属放射性元素も対象となります。バーモント州の保健部門は、アルファ粒子など特定の放射線粒子を測定することで、全体的な放射線リスクを評価しています。
