アスベスト管断熱材の除去手順と注意点
アスベストは1930年代から1970年代中頃まで、住宅・商業・工業建築で広く使用されました。損傷したアスベスト含有材は繊維が空気中に放出され、吸入すると肺や腹膜を侵す重大な健康リスクをもたらします。米国ではアスベストは全面禁止されていませんが、1989年以降使用が厳しく規制され、古い建物の屋根材、床タイル、暖房ダクト、管断熱材などに残っています。
作業前の準備
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作業員は一次使い捨て防護服、目の保護具、使い捨てゴム手袋、ブーツカバーを着用し、紫色のHEPAマスク付き防護フードを装着します。業者は法律で定められたシャワー付きの更衣エリアを用意しなければなりません。
作業エリアを周囲から完全に隔離します。二重のビニールシートで壁・床・天井を覆い、窓・ドア・換気口はプラスチックとテープで封じます。家具はすべて搬出するか、二重プラスチックで覆って保護し、作業範囲の周囲に「アスベスト除去作業中」旨の警告看板を掲示します。
換気は1時間あたり最低4回の完全な空気交換を確保し、EPA基準に沿った高効率粒子排出システムを外部からの空気取り入れで設置します。
除去作業
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除去はEPA(米国環境保護庁)の監督下で行われます。アスベストを含むが未損傷・非粉砕性(non‑friable)の断熱材は、無免許の作業員でも除去可能です。一方、損傷した粉砕性(friable)アスベストは、免許を持つ専門業者のみが扱えます。いずれの場合も、厳格な手順と廃棄基準を遵守しなければなりません。
断熱材はセクションごとに取り外します。非粉砕性の場合は無免許作業員でも可能ですが、常に水をかけて湿らせ、繊維が飛散しないようにします。断熱材は破砕・粉砕せず、丸ごと取り出し、工具の使用は極力避けます。
使用済みのアスベストは6リットルのプラスチック袋に入れ、ダクトテープでしっかり封印します。その袋をさらに清浄なビニール袋に入れ、外側に「アスベスト廃棄物」ラベルを貼ります。防護服、清掃用布、モップなども同様に適切な埋立地へ廃棄します。
