下水による水質汚染の検査方法
下水が河川や海へ流出するケースが増える中、汚染状況を把握することは不可欠です。米国自然保護評議会(NRDC)は、下水が飲料水や地下室に混入すると、コロリフィルスなどの感染性細菌やウイルス、寄生虫、毒性化学物質が含まれ健康被害をもたらすと警告しています。また、硝酸塩が過剰になると藻類が異常増殖し、水中の酸素が枯渇して生物が死滅します。硝酸塩は肥料や下水に含まれるため、適切な検査で環境と人へのリスクを評価できます。本稿では、特に有用な「硝酸塩検査」と「糞便性大腸菌検査」の手順と必要な道具を紹介します。
必要なもの
- 硝酸塩検査キット
- 糞便性大腸菌検査キット
- 6 mL 用試験管
- ペトリ皿
- 顕微鏡
手順
硝酸塩検査
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硝酸塩検査キットを入手し、試料水を集めます。6 mL 試験管を試料水で軽くすすぎ、同じ水を使用して検査を行います。
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試験管に試料水と混合酸試薬(スルファニリック酸とα-ナフトルアミン)を5 mL のラインまで注ぎ、キャップで閉じて2分間静置します。
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0.1 g の硝酸塩還元試薬(α-ナフトルアミン)を加え、再度キャップを閉じて1分間よく混合し、さらに1時間放置します。
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生成された色をキットに付属の色見本と比較し、硝酸塩濃度を判定します。
糞便性大腸菌検査
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試験管で水面下から試料水を採取します。
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採取した試料に数滴の液体コリスキャン培地を加えて混合します。
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混合液をペトリ皿に移し、温かい場所で1~2日間培養します。
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顕微鏡でコロニーを観察します。赤色のコロニーが糞便性大腸菌、紫色のコロニーが大腸菌(E. coli)です。
