医療機器の消毒と滅菌の違いとは?
消毒と滅菌は、医療機器を安全に使用するための2つの高度な清掃方法です。対象や目的が異なるため、適切に使い分けることが重要です。
消毒(Sanitizing)
ほとんどの医療機器の外表面は、消毒で十分です。消毒は「汚れや血液、体液などを除去する洗浄・擦拭のプロセス」と定義されます。具体的な手順は以下の通りです。
- 温水に認可された洗剤を加えて混合し、機器を最低20分間浸す。
- 大きな装置の内外側は、同様の溶液を含ませた布やスポンジで拭く。
- 溶液は蒸発や再汚染を防ぐために蓋をし、24時間ごとに交換する。
滅菌(Sterilizing)
体液に直接触れた可能性がある器具や材料は、滅菌が必要です。滅菌は「すべての生物を死滅させるプロセス」と定義されます。
- オートクレーブ:最低摂氏121度(華氏250度)で加熱し、すべての微生物を殺菌。
- 乾熱オーブン:約摂氏177度(華氏350度)で加熱し、鋭利な器具やオートクレーブに不向きな油性製品に使用。
- 焼却:血液や高度感染性の物質が付着した衣類・ガウン・手袋などを炎で完全に燃焼させる。
胞子(Spores)
CDCによれば、胞子は「過酷な環境下でも長期間生存できるよう、保護殻を形成した細菌」のことです。胞子が付着した物品は、可能な限り高温での滅菌が推奨されます。
手洗い(Hand Washing)
手洗いは消毒の一形態です。医療機器を消毒・滅菌する際は手袋を着用しますが、作業後は必ず手袋を外し、石鹸と流水で十分に手を洗うことが求められます。
