ナンキンムシの生活環と特徴
ナンキンムシは体長約6mm(約1/4インチ)で、平たく楕円形の体を持ちます。普段は茶色ですが、血を吸った後は赤みがかった茶色に変わります。血液をエサにしており、主に人間の血を好みますが、ペットやその他の動物でも生きていくことができます。温かく湿った血液を感知して、エサを探し出します。
生息環境
多くの人はナンキンムシは汚れた環境にしか住まないと考えがちですが、実際は清潔な住宅でもエサが確保できれば問題なく繁殖します。主に家具の縫い目や隙間、マットレスの内部に潜んでいます。北米、アジア、ヨーロッパでの感染が増加傾向にあります。
寿命
血液が常に供給されている場合、成虫の寿命は約3〜4か月です。エサがなくなると休眠状態に入り、最長で15か月生き延びることもあります。
卵の段階
卵は長さ約1mmで、数個が一まとまりで産まれるため比較的見つけやすいです。粘性のある物質で隙間や折り目にくっつけて産みます。メスは1回に3〜5個の卵を産み、毎日産卵を続けます。生涯で最大約500個の卵を産むことがあります。
幼虫(ニンフ)段階
卵が孵化するまでに1週間から12日かかります。孵化したニンフは無色から淡いベージュで、長さ約1.5mmです。最初の血液摂取後に脱皮し、成長とともに色が濃くなります。ニンフは合計5回脱皮し、各脱皮で0.5〜1.5mm成長します。成虫になると約6mmに達します。
成虫段階
オス・メスともに3〜4日ごとに血液を吸います。1回の吸血は約10分で、血をたっぷりと吸い取ります。成虫も休眠状態になることがありますが、エサがなければ卵は産めません。
