B型肝炎ワクチン接種の副作用と対処法

B型肝炎(HBV)は、肝臓に感染するウイルス性疾患です。感染経路は血液や体液、汚染された注射器の共有、母子感染などがあります。感染しても症状が出ない「無症候性」の人が多く、知らずに放置されることがあります。予防策として広く推奨されているのが、B型肝炎ワクチンです。通常、6か月間にわたり3回(または4回)の接種を行います。

症状

  • 感染者の約69%は無症候性で、症状が現れません。
  • 約30%は軽度の症状(発熱、倦怠感、食欲不振、吐き気・嘔吐、腹痛、尿の色変化、便の状態変化、関節痛、黄疸)を示します。
  • 約1%が重篤な症状を呈し、肝硬変や肝がんへ進行することがあります。

ワクチン接種時の一般的な副作用

  • 注射部位の痛み、かゆみ、腫れ、赤み
  • 頭痛、倦怠感、喉の痛み、発熱、インフルエンザ様症状、筋肉痛
  • これらは通常数日で自然に改善します。
  • 動きが制限される、硬直、発疹、呼吸困難、胸の痛み、視覚障害、手のしびれなどの異常が現れた場合は、直ちに医師に相談してください。

CDCが報告する副作用の頻度

  • 接種後の注射部位の痛みは約4人に1人(25%)が経験します。
  • 重篤な副反応は極めて稀で、約110万回の接種で1件程度と報告されています。

アレルギー反応

  • ワクチンには酵母(イースト)由来の成分が含まれるため、酵母アレルギーのある人は接種を避ける必要があります。
  • アレルギー症状は接種後数時間以内に現れることが多く、呼吸困難、ぜん鳴、蕁麻疹、体力低下、心拍数変動、めまいなどが報告されています。
  • 重篤なアレルギー反応が過去にあった場合は、次回接種前に必ず医師と相談してください。

アナフィラキシーショック

  • フィラデルフィア小児病院のデータによれば、HBVワクチン1回あたり約60万回に1回の頻度でアナフィラキシーが起こります。
  • 発症は注射後15分以内が多く、全身に広がる重篤なアレルギー反応です。血圧低下、気道狭窄、意識消失、速いが弱い脈、発疹、嘔吐・吐き気などが見られます。
  • アナフィラキシーが疑われる場合は、すぐにエピネフリン(アドレナリン)を投与し、救急医療を受けることが必要です。

ワクチンは非常に安全であり、重篤な副作用は極めて稀です。感染予防のために接種を検討してください。

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