歴史上最も致命的なインフルエンザ流行は?
インフルエンザ流行の命名方法
インフルエンザの流行は、発生源とされる国名や地域名で呼ばれることが多いです。近年はウイルスのDNA解析により、系統や起源が科学的に特定されています。
歴史的な大流行
過去の大流行は、当時の医療記録や症状の記述、さらに近年の遺伝子解析に基づき特定されています。
ロシアインフルエンザ(1889-1893)
1889年に始まり約4年間続いたロシアインフルエンザは、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、北米で100万人以上の死亡者を出しました。
スペインインフルエンザ(1918)
1918年のスペインインフルエンザは、死亡者数が2000万から4000万人と推定され、世界人口の約20%が感染しました。特に20歳から40歳の若年層で死亡率が高く、アルフレッド・クロスビーの『アメリカの忘れられたパンデミック』で詳述されています。
アジアインフルエンザ(1957)
1957年に発生したアジアインフルエンザは、1918年型ウイルスと鳥インフルエンザ(主にカモ)の変異と考えられ、世界で少なくとも100万人が死亡しました。
香港インフルエンザ(1968)
1968年の香港インフルエンザ(H3N2株)は、人間と鳥のウイルスが組み合わさったもので、同様に約100万人の死者を出しました。
