EUで禁止されている化粧品成分とは

EUでは化粧品に使用できない成分が1,136種類もリスト化されており、年々増加しています。これらの有害化学物質は、シャンプーや石鹸を熱いシャワーで使用した際に蒸発し、空気中に拡散して吸入されるほか、メイクやローションに含まれると皮膚から吸収され、皮膚炎やその他の健康障害を引き起こす可能性があります。

ニッケル (Nickel)

ニッケルは発がん性が認められ、経口・吸入・皮膚接触すべての経路で有毒です。皮膚刺激やアレルギーを引き起こしやすく、洗剤やアイシャドウに含まれることがあります。アレルギーの有無は皮膚科でパッチテストにより確認できます。

アセトアミド (Acetamide)

石鹸の発泡剤やローションのコンディショナーとして使用されますが、皮膚・眼の刺激性があり、飲食・吸入すると有害です。ヒトへの発がん性が疑われ、血液、肺、神経系、生殖器系、粘膜、心血管系に毒性を示します。長期・反復曝露は臓器障害を引き起こす恐れがあります。

ブチル・グリシジルエーテル (Butyl Glycidyl Ether)

皮膚や呼吸器の刺激を引き起こし、液体・蒸気ともに可燃性です。エポキシ樹脂の希釈剤や中間体として産業で広く使用され、家庭用品やネイルポリッシュにも含まれます。

ヘキサン (Hexane)

極めて可燃性で生命に危険を及ぼす物質です。香料のベースとして化粧品に使用され、吸入すると呼吸器刺激、めまい、吐き気、頭痛、視界のぼやけを引き起こします。長期曝露は筋力低下、四肢のしびれ、意識喪失、最悪の場合死亡につながります。

水銀 (Mercury)

レベル4の健康危険性を持つ極めて有害な化学物質です。脳毒性があり、摂取すると腎不全を引き起こし死に至ることがあります。慢性的な曝露は記憶喪失、行動変化、消化器障害、脳・腎障害をもたらします。ワクチンのチメロサールとしても使用され、マスカラ、アイライナー、肌の美白クリームにも含まれます。

これらの成分はEUの厳しい規制対象となっており、消費者は製品ラベルを確認し、安全な化粧品を選ぶことが重要です。

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