人口増加対策

概要

2010年の世界人口は約68億人で、年間約2%のペースで増加しています(米国国勢調査局推計)。しかし増加は全ての国で起きているわけではなく、人口減少が進む地域もあります。人口増加対策は、出生を促進したり抑制したりすることで人口増加率を調整しようとする活動です。社会的・経済的要因が出生率に大きく影響し、経済発展は教育・社会保障・医療の向上をもたらし、結果として出生率の低下と結びつくことが多いです。

目的

人口増加対策は、人口増加率をコントロールすることを目的としています。世界規模でも、特定の国でも、資源の持続可能性や高齢化社会への対応が懸念されるため、多くの個人や政府が関心を寄せています。

政府の介入

いくつかの国では、人口増加率を抑制または促進するために、より強硬な政策を実施しています。出生率の調整だけでなく、移民政策を通じて国内人口の増減を管理することも行われています。なお、世界全体で人口を統一的に管理しようとする試みは行われていません。

中国の一人っ子政策

中国政府は1978年に「一人っ子政策」を導入し、人口増加の抑制を図りました。1970年代は結婚・出産を奨励していたものの、後に子どもの数を減らす方針へ転換しました。この政策により、女性一人当たりの出生数は5人以上から2人前後へと大幅に低下しました。1978年以降、多くの夫婦は子どもを1人だけ持つことが許可され、厳格に執行されました。2007年の合計特殊出生率は1.5〜1.8と置換率を下回っていましたが、近年は政策緩和が進んでいます。

イラン

イランでは避妊と家族計画が人口増加率の低下に大きく寄与しました。1986年の人口増加率3.2%は、2001年には1.2%に減少し、出生率は7人から3人未満へと低下しました。これらは国家主導の家族計画プログラムによる成果です。

フランス

フランスは人口減少が懸念される中、子どもを多く持つ夫婦への金銭的インセンティブを提供しています。その結果、2006年時点でヨーロッパで2番目に高い合計特殊出生率(女性1人当たり1.94人)を記録しました。

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