マイコプラズマによる耳の感染症
概要
マイコプラズマ肺炎の一症状として、まれに中耳炎が起こります。米ニューヨーク州保健局の報告によれば、集団発生は4〜8年ごとに起こり、感染期間は通常10日未満ですが、場合によってはそれ以上続くことがあります。
リスク要因
感染は主に学齢期の子どもや若年成人に多く見られます。特定の危険因子は明確ではありませんが、学校やホームレスシェルターなどの密集した環境にいる人が罹患しやすいとされています。感染は主に夏の終わりから秋にかけて拡大します。
症状
曝露後1〜3週間で軽い症状が現れ、2〜4日かけて徐々に進行します。マイコプラズマ肺炎に伴う中耳炎は稀ですが、発熱、咳、気管支炎、喉の痛み、頭痛、倦怠感などが一般的です。症状は数日から1か月以上続くことがあります。
治療法
耳管が装着されている場合に限り、局所用シプロフロキサシンが使用できます。ホメオパシーやハーブ療法も医師と相談の上で検討できますが、第一選択はアモキシシリンなどの抗生物質です。軽症の場合は必ずしも抗生物質は必要なく、安静、十分な水分摂取、たんぱく質を多く含む食事が推奨されます。
留意点
初感染後に一定の免疫は獲得しますが、免疫がどの程度持続するかは不明です。再感染は通常軽症にとどまります。現在、マイコプラズマ感染症を予防するワクチンはありません。咳やくしゃみをする際は口と鼻を覆うことで感染拡大を防げます。
