人間における狂犬病の潜伏期間
潜伏期間の概要
ウイルス感染における潜伏期間とは、ウイルスが体内で活動を始めているものの、症状が現れず他者へ感染できない期間を指します。
一般的な潜伏期間
人間の狂犬病の典型的な潜伏期間は約1〜2か月です。インドでの調査では、症例の90%が6か月以内の潜伏期間であったことが報告されています。
短い潜伏期間
感染動物に複数回、または深刻な咬傷を受けた場合、潜伏期間は約2週間に短縮することがあります。
長い潜伏期間
稀に、潜伏期間が数年に及ぶことがあります。例として、1990年にオーストラリアで報告された症例は、再検証により約5年の潜伏期間が確認されています。
長期潜伏の頻度
長期潜伏は極めて稀で、インドの研究では全症例の約10%にしか見られませんでした。
潜伏後の症状
狂犬病ウイルスは中枢神経系に侵入します。潜伏期間が終わると、頭痛や発熱、抑うつ状態が現れ、その後様々な神経症状が進行します。適切な治療が行われなければ、致命的な結果となります。
