形成

アガートは主に火山岩や古代の溶岩中に形成されます。火山噴火で放出されたシリカを含む溶融物が、母岩の空洞や結節にゆっくりと沈着し、層状に固まることで帯状の模様が生まれます。化学組成は二酸化ケイ素(SiO₂)です。

産出地域

世界各地で採取されますが、特に米国、ブラジル、ウルグアイが主要産地です。米国ではワシントン州、モンタナ州、アイダホ州、オレゴン州など西部に分布し、アリゾナ州のペトリファイド・フォレスト国立公園は「化石木アガート」の産地として有名です。化石木アガートは世界で3番目に価値のある宝石とされています。

特徴

アガートは色彩が豊かで、帯状の模様が特徴です。外皮は粗く、セル状の空洞が見られることもあります。化学的にはアルカリ性シリカのゲルが凝固した構造で、内部が空洞になっている個体も多く、耐候性に優れています。

アガートの種類

  • リバンドアガート:直線的な帯が連なるタイプ。
  • アイアガート:円形の帯が多彩な色で現れる。
  • モスアガート:緑・赤・金・黒などの細かな糸状・斑点が苔のように見える。
  • デンドリックアガート:マンガンや鉄酸化物が樹木やシダのような模様を形成。

利用用途

装飾品(ブローチ、ピン、ビー玉、紙ナイフ、印章、インクスタンド)に用いられるほか、硬度と耐酸性を活かして研削機や化学混合装置の砥石として利用されます。また、モルタルや乳棒としても使用されます。