デング出血熱における食欲不振の原因と対策
診断
デング熱は血液検査で診断されますが、症状が出ている患者は、流行地域ではデング熱とみなされることが多いです。米CDCによると、急激な高熱、発疹、関節痛、激しい頭痛・眼痛が主な症状です。出血性の重症例では、皮下出血による小さな血斑や、あざ、鼻血・歯肉出血が見られます。
特徴
デング出血熱はデングウイルスが原因で、主に蚊(Aedes aegypti)に刺されることで感染します。感染した人を吸血した蚊がウイルスを保有し、次の人へ伝播します。
症状と影響
食欲不振、嘔吐、下痢により体重が減少します。食欲不振は他の症状が収まっても続くことがあります。出血、嘔吐、下痢で失われた体液は電解質バランスを崩し、ショック状態に陥りやすくなります。内部出血も起こり得て、ショックリスクがさらに高まります。
合併症は必ずしも致命的ではありませんが、適切な医療を受けない場合はリスクが上昇します。デング熱自体は長期的影響は軽微で致死率は低いですが、出血熱の場合は脳や他臓器への障害が残ることがあります。
予防・治療
蚊に刺されないようにすることが最も重要です。特にAedes蚊が多い地域では防蚊対策を徹底しましょう。既に感染したことがある人は再感染で出血熱になるリスクが高まるため、再度の感染予防が必要です。
治療は経口または静脈からの輸液で体液と電解質を補給し、必要に応じて輸血を行います。食欲不振・嘔吐・下痢による電解質異常を防ぐため、電解質溶液の投与が行われます。また、疼痛緩和のために鎮痛薬が使用されます。
留意点
米国ではデング熱の流行はまれですが、ウイルスを媒介する蚊は多くの州に生息しており、時折アウトブレイクが報告されています。デングウイルスは4型あり、1型だけに感染したからといって免疫は得られません。過去に感染したことがある人は、再感染時に重症化するリスクが高くなります。
地域分布
CDCとWHOによると、デング熱は熱帯・亜熱帯の温暖な地域に多く見られます。アジア(中国、シンガポール、タイなど)、アフリカの一部、中央・南米(ブラジル、コロンビア、プエルトリコなど)が主な流行地域です。米国内でもAedes蚊が生息する地域では感染が報告されています。
