黒カビ(ブラックモールド)の規制と対策

黒カビ(ブラックモールド)について

黒カビ(Stachybotrys chartarum)は湿度の高い環境で繁殖し、常に水分が必要です。米国には約1,000種のカビが存在しますが、黒カビはCladosporium、Aspergillus、Alternaria、Penicillium などに比べると稀です(CDC)。2004年のInstitute of Medicineの研究では、黒カビへの曝露が鼻づまり、喘鳴、咳、喘息様症状など上部呼吸器症状と関連すると報告されています。ミズーリ州の保健局は、かつて黒カビが乳児の肺出血死と結びつけられた事例があると指摘しましたが、後続の調査では因果関係は確認されていません。

州レベルの規制

カリフォルニア州、フロリダ州、オクラホマ州、テキサス州など一部の州では、カビ除去に関する法律が制定されています。これらの法律は「カビの存在」自体を規制するものではなく、除去作業の手順や資格要件を定めています。例えばテキサス州では、カビ除去業者は州の許可を受け、適切な除去技術を使用することが義務付けられています。対象は業者だけでなく、住宅所有者にも適用されます。

カビの増殖メカニズム

カビの胞子は風に乗って屋内に侵入し、窓・ドア・換気システムから入ります。湿った表面に付着すると発芽し、増殖します。黒カビは窒素が少なくセルロースが多いリント、ほこり、紙、繊維板などで特に繁殖しやすいです。CDCは、カビの種類に関わらず除去手順は同一としています。

予防と除去の方法

OSHAはカビ除去のガイドラインを提示しています。主な手順は次のとおりです。

  • 漏水箇所を修理し、乾燥させる。
  • ウェットバキュームで水分を吸引する。
  • 再利用不可能な材料は適切に廃棄する。
  • 漂白剤などのバイオサイドでカビを殺菌する。
  • プラスチックシートで作業エリアを封じ、胞子拡散を防止する。

注意点

OSHAは屋外用殺菌剤を室内で使用しないよう警告しています。閉鎖空間での使用は高い毒性を示すためです。また、作業時は必ず呼吸用防護具を着用し、胞子の吸入を防止してください。EPAは、ラベル指示に反したバイオサイドの使用を連邦法違反と定めています。

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