職場の健康・安全検査とは

職業安全衛生法(OSHA)に基づく従業員は、雇用主が安全で健康的な作業環境を提供することを期待できます。そのために、米国労働省の労働安全衛生局(OSHA)は、職場の安全衛生状況を確認するための検査官を派遣しています。OSHAの規則に違反した雇用主は、指摘を受け罰金を科されることがあります。

OSHAの歴史

  • OSHAは1971年に設立され、職業性の病気・怪我・死亡を防止することを目的としています。設立以降、職業災害は42%減少し、職業死亡者数は62%減少しました。

安全衛生検査官

  • OSHAの予算は毎年変動し、それに伴い検査官の人数も変わります。現在、OSHAは2,000人以上の職員を擁し、そのうち1,000人以上が検査官です。年間35,000件以上の検査が実施されており、さらに26州が独自の安全衛生プログラムと検査を行っています。

検査の実施

  • OSHAは職場への立ち入り権を持ち、健康・安全に関する検査を実施できます。従業員からの苦情がある場合や、違反の疑いがある場合も検査官は立ち入ることができます。雇用主は検査官に捜査令状を求める権利がありますが、令状が交付されたら検査に協力しなければなりません。

検査後の警告と罰則

  • 検査官が違反を指摘した場合、雇用主には是正期限が示された警告が発せられます。違反の程度に応じて、罰金は0ドルから最大70,000ドルまで科せられ、従業員の安全への影響が大きいほど罰則は重くなります。

健康・安全に関する通知義務

  • 雇用主は従業員に対し、健康・安全に関する規則や権利を適切に通知しなければなりません。掲示板へのポスター掲示や、従業員からの要請に応じた個別のコピー提供が求められます。必要なポスターや権利告知文はOSHAの出版部門から入手できます。

よくある誤解

  • 検査後に雇用主が検査結果に異議を申し立てられないという誤解がありますが、実際には違反通知を受け取ってから15営業日以内に、労働安全衛生審査委員会(OSHA Review Commission)へ異議申し立てが可能です。

公衆衛生 - 関連記事