葉巻喫煙がもたらす健康リスク

葉巻喫煙がタバコに比べて健康への影響が少ないという誤った認識がありますが、実際には口腔や唇の疾患をはじめ、喫煙者本人だけでなく周囲の人にも重大な健康リスクをもたらします。

依存性

  • 葉巻も他のタバコ製品と同様にニコチンを含み、唇や歯茎から吸収されます。ニコチンは非常に依存性が高く、摂取が途絶えると不安や抑うつ感が現れ、禁煙は容易ではありません。

がん

  • 葉巻喫煙は肺がんだけでなく、唇・舌・口腔内のがんリスクを大幅に高めます。米国がん協会によると、葉巻喫煙者は非喫煙者に比べこれらのがんで死亡する確率が最大で10倍になると推定されています。

吸入

  • 近年、葉巻でも吸い込む習慣が増えています。かつてタバコを吸っていた人が「安全な代替」として葉巻に移行し、吸入の習慣を持ち込むケースや、葉巻の発酵工程が変わり煙が吸いやすくなったことが背景にあります。その結果、葉巻喫煙者は肺がんで死亡するリスクが非喫煙者の約11倍に上昇します。

心臓病

  • 喫煙は心血管疾患や心筋梗塞のリスクを高めることが長年知られています。葉巻でも同様のリスクがあり、心臓への負担だけでなく、肺気腫や慢性気管支炎といった肺疾患のリスクも増大します。

その他の影響

  • 葉巻喫煙は致命的でない影響も多数あります。歯茎の後退や歯周病が進行し、最終的に歯が抜け落ちる危険性があります。また、男性の勃起不全リスクも上昇すると報告されています。

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