3Dボディスキャナーの危険性
2020年12月時点で、米国の空港65か所以上で315台の3Dボディスキャナーが稼働しています。通称「裸のスキャナー」と呼ばれるこれらの装置は、人体のX線画像を取得し、保安官にグラフィックな体の画像を提示します。放射線量は携帯電話よりも少ないとされていますが、頻繁に利用することで健康への影響を懸念する声は根強いです。
生殖へのリスク
- 男性・女性ともに、繰り返し放射線を受けると生殖器官に長期的なダメージが蓄積し、将来の子どもに遺伝的異常や発達障害をもたらす可能性があります。専門家は、健康被害が顕在化するには1日あたり約243回のスキャンが必要と推定していますが、頻繁に搭乗する旅行者や航空従事者はリスクを意識しています。
妊娠中の女性
- 妊娠初期(特に第1トリメスター)に放射線を受けると、流産や先天性異常、成長遅延のリスクが高まります。また、胎児の神経系に影響が及び、後の学習障害や運動機能障害につながる恐れがあります。妊娠20週以降はリスクが低下し、流産や先天性異常の危険性はほとんどありません。
子どもへの危険
- 放射線自体のリスクに加えて、スキャナーが撮影した子どもの性器の画像が保存・流出することへの懸念があります。画像が不適切に扱われる可能性や、児童ポルノに悪用されるリスクについて、航空会社や米国運輸保安局(TSA)は情報を公開していません。
皮膚がんリスク
- 空港でのX線撮影を繰り返すと、皮膚の基底細胞がんや他の皮膚がんの発症リスクが上昇します。特に頭部・首部は放射線が最も当たりやすく、医師はこれらの部位のスキャンを避けるべきと警告しています。
