ホテルにおける医療緊急事態のセキュリティ対応手順

2007年2月8日、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・ホテル&カジノでアンナ・ニコル・スミスが意識不明で発見された際、ホテルのセキュリティは即座に標準的な対応手順を実施しました。本稿では、ホテル敷地内で起きる医療インシデントに対するセキュリティの基本的な流れを解説します。

緊急応急処置の実施

災害管理・人道支援の卓越センター(CEMDH)によるCAREガイドでは、応急処置の実施は訓練を受けたセキュリティスタッフが行うべきと定められています。スタッフは高速な音声通信システムを備え、医療インシデントが発生したら直ちに現場へ駆けつけ、適切な応急処置を提供します。

医療機関への迅速な連絡

状況を評価した後、セキュリティは速やかに最寄りの救急医療機関へ連絡します。アンナ・ニコル・スミスの場合も、現場のスタッフが救急隊に通報し、パラメディックが迅速に到着しました。心筋梗塞などの緊急事態でも、同様に最寄りの救急隊へ通報し、救急隊が到着するまで応急処置を継続します。

十分なセキュリティ体制の確保

単独の患者であれ複数の患者であれ、医療インシデントに対応できるだけのセキュリティ人員が必要です。2008年のマバイテロ事件では、ホテルスタッフや警察官が犠牲になる中、多くのセキュリティ要員が危機対応にあたりました。日常的に常勤または待機要員として十分な人数を確保し、医療インシデントに備えることが求められます。

医療インシデントの書類作成

インシデント発生後、セキュリティは詳細な報告書を作成します。報告書にはインシデントの種類、発生時刻、関係者の氏名、実施した応急処置の内容などを記載します。宿泊客はリスク管理部門やセキュリティ部門に依頼すれば、インシデント報告書の写しを取得する権利があります。

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