ANSI の垂直グラブバー要件

米国標準協会(ANSI)の障害者対応基準は、障害者法(ADA)よりやや厳格で、国際建築基準(IBC)でも採用されています。本稿では、トイレ個室に設置する垂直グラブバーの具体的要件を解説します。

バーの設置位置

ANSIは、トイレの横壁に水平バーを設置し、部屋または個室の奥角から12インチ(約30cm)離れた位置から始めることを求めています。垂直バーは同じ角から39〜40インチ(約99〜102cm)の位置に取り付け、床面からは39〜41インチ(約99〜104cm)上に設置します。

バーの仕様

垂直グラブバーの長さは18インチ(約46cm)で、水平バー(42インチ=約107cm)の約半分です。安全性を高めるため、直径は1.25〜1.5インチ(約3.2〜3.8cm)とし、必須ではありませんが、握りやすいように表面をテクスチャ加工することも可能です。

例外規定

以下の場合、ANSIはグラブバーの設置を義務付けていません。

  • 個別オフィス内の単一利用トイレで、一般公開を目的としないもの(ただし、将来設置できるよう壁は強化しておく必要があります)。
  • 自殺防止策として突出物の使用が禁止されている拘置所・矯正施設のトイレ。
  • タイプA・Bの住宅ユニット(アクセシブルユニットにのみ設置が必要)。詳細は建物管理者に確認してください。

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