米軍の核・生物・化学(NBC)訓練
偵察
偵察は、地域が汚染されているかどうかを判断するために行われます。様々な検出機器を使用し、訓練でも実際の状況と同様に、作戦指向防護姿勢(M-OPP)装備を着用してエリアを系統的に検査し、汚染が確認された区域はマーキングして回避します。
汚染回避
汚染された区域を回避することは、負傷を防ぐだけでなく、作戦の中断を防ぐ上でも重要です。偵察で汚染が確認された後、音響警報や標識、警戒員の配置などで他部隊に警告を発します。訓練では警告装置の設置方法と意味の理解を学びます。
防護
汚染地域を回避できない場合は、防護に重点を置きます。M-OPP装備(パンツ、ジャケット、ブーツ、手袋、ガスマスク)を正しく装着し、自己汚染を防ぎながら装備を使用する方法を習得します。また、汚染の兆候を認識し、適切に対処する訓練も行います。
作戦
NBC環境下でも軍事作戦を継続する必要があります。部隊レベルではM-OPP装備を着用した状態で任務を遂行し、装備の不快感やガスマスクによる視界制限に慣れる訓練を行います。指揮官レベルでは防御計画の策定、追加汚染の防止、NBC関連傷病の治療を含む訓練が実施されます。
除染
除染訓練は個人除染と装備除染の二つに分かれます。各兵士は除染キットを携帯し、NBCに曝露された際は即座に皮膚除染を行い、その後M-OPP装備を着用します。銃器やヘルメット、装備品は別途除染します。
M-OPP装備は約6時間使用すると効果が低下するため、交換が必要です。洗浄・交換ステーションで装備を正しく洗浄・廃棄し、新しい装備に汚染せずに着替える手順を学びます。同様のステーションで車両など大型装備の除染も行います。
