絶縁救助フックを使った安全な救助手順
感電は被害者だけでなく、救助にあたる人にも致命的な危険をもたらします。絶縁救助フックを正しく使用すれば、電流から被害者を安全に離すことができ、救助者のリスクも最小限に抑えられます。
電源を遮断する
- 可能であれば、被害者に電流を供給している電源を切ります。電流が止まれば、被害者は安全に移動でき、感電による追加の内部・外部損傷の危険がなくなります。ただし、電源がすぐに遮断できない場合もあります。
安全装備を着用する
- 絶縁救助フックだけでなく、導電性のない絶縁手袋とゴム底の安全靴を着用します。金属床や露出したライブワイヤーなど、他の電源がある場合に備えることで、万が一電流に触れた際のリスクをさらに低減できます。
救助フックの使用方法
- フックは被救助者の胴体や腕・脚など太い部位に掛け、首には掛けません。フックのガラス繊維ハンドルだけを握り、しっかりと引いて被救助者を電源から転がすか引き離します。必要に応じて数回引き、完全に電流から切り離すことが重要です。
応急処置と救急要請
- 被救助者の呼吸と脈拍を確認し、必要なら胸骨圧迫や人工呼吸を開始します。救急車が到着するまで、毛布などで保温しショックの発生を防ぎます。意識がない場合は側臥位にして気道確保を行い、窒息を防ぎます。
