建物にアスベストが含まれているか確認する方法
概要
アスベストは長年にわたり建築資材として使用されましたが、米国では1989年にEPAの「アスベスト禁止・段階的廃止規則」により使用が禁止されました。そのため、1989年以前に建てられた住宅や建物には今でもアスベストが残っていることがあります。アスベストは断熱材、テクスチャードペイント、ビニール床タイル、給湯管など様々な箇所に含まれています。高濃度のアスベスト繊維に長期間曝露されると肺がんのリスクが上昇することが研究で示されています。ただし、アスベストが良好な状態であれば、通常は除去せずにそのままにしておく方が安全です。
必要なもの
- 使い捨て手袋(食器洗い用のビニール手袋でも可)
- ビニールシート
- ミスト式ウォーターボトル
- 洗剤(数滴)
- 小型ナイフ
- 35 mm フィルム缶
- ダクトテープ
- ラベル
サンプリング手順
- 手袋を着用し、アスベストのサンプルを採取する際に皮膚に繊維が付着しないようにします。
- 暖房・冷房のシステムをすべて停止し、作業中の繊維拡散を最小限に抑えます。
- 採取箇所の床にビニールシートを敷き、落下した繊維を捕獲します。
- ミストボトルに水と洗剤数滴(4~5滴)を混ぜた溶液を作ります。
- 採取対象を十分に湿らせ、繊維の飛散を防ぎます。
- 小型ナイフで対象材を切り取り、パイプや床、壁の奥まで含めた全層を確保します。
- 切り取ったサンプルを35 mm フィルム缶に入れ、しっかりと密閉します。
- ビニールシートを慎重に巻き上げて取り除き、床に繊維が残らないようにします。
- 採取部位を小さめのダクトテープで覆い、サンプル採取箇所が再び露出しないようにします。
- フィルム缶にラベルを貼り、採取場所と日時を明記します。
- NVLAP(National Voluntary Laboratory Accreditation Program)認定の分析ラボへサンプルを送付し、結果を確認します。
注意点
作業は必ず換気の良い環境で行い、作業後は手袋や使用した道具を適切に処分してください。アスベストの取り扱いは専門業者に依頼するのが最も安全です。
