腸管減少手術(デュオデナルスイッチ)での減量と効果

手術の概要

米国国立衛生研究所(NIH)の統計によると、約1億3360万人が過体重または肥満です。多くの人は食事制限と運動で体重を減らせますが、BMIが50以上の重度肥満者には外科的減量手術が必要になることがあります。その中でも代表的なのが「腸管減少手術(デュオデナルスイッチ)」です。

この手術は、胃を上下に二つに分割し、上部(約170ml)だけを残して下部を切除します。次に、小腸の中間部(空腸)を約250cm程度切除し、残った末端部(回腸)を十二指腸に直接接続します。これにより、食物が通過できる胃容量が大幅に減少し、栄養吸収面積も縮小するため、摂取カロリーが自然に減ります。

手術後は数日間入院し、通常3〜5週間の回復期間を経て日常生活に戻ります。

副作用と期待できる効果

腸管を短くするため、ビタミンやミネラルの吸収不良による栄養欠乏が起こりやすく、術後は生涯にわたってサプリメントの摂取が必要です。また、感染、出血、腹腔内漏出といった手術リスクは低いものの、適切な術後管理が重要です。

胃容量が小さくなることで食事量が大幅に減り、適切な食事・運動指導を受ければ余分な体重の約80%を短期間で減らすことが可能です。高血圧、2型糖尿病、睡眠時無呼吸症候群などの肥満関連疾患も改善または消失するケースが多く、外見や身体機能の向上も期待できます。

術後は定期的な血液検査と栄養指導を受け、医師の指示に従ってサプリメントを補うことで、長期的な健康維持が可能です。

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