ラップバンド手術のルール
ラップバンド手術は、肥満治療に有効な手段です。FDAの調査によれば、術後3年で余分な体重の約36%を減らす患者が多数います。しかし、手術は奇跡の治療法ではなく、食事や生活習慣の改善と組み合わせて初めて効果を発揮します。以下では、術前・術後の重要な指針を紹介します。
手術前のメンタル・感情的準備
- 心理評価を受け、手術に伴うストレスに耐えられるか、未治療の精神疾患がないかを確認します。
生活習慣の変更
- 手術前に運動習慣や食事管理を始め、場合によっては体重を減らすことで回復をスムーズにします。
食事
- 術後は厳格な食事管理が必要です。最初の3〜5日間は液体のみ、次の数週間で柔らかい食事やピューレ状の食事に移行します。
- 高たんぱく質の食事を心がけ、果物や野菜の皮・種、揚げ物、辛いもの、特定の乳製品は避けます。
- 空腹時にのみ食べ、1日3回以下の小さな食事にとどめ、ゆっくり噛んで食べます。食事中や直後の飲水はバンドの効果を低下させるため控えます。
運動
- 術後すぐは無理のない範囲で歩くことから始めます。過度な運動はヘルニアのリスクを高めるため、医師と相談しながら段階的に運動量を増やします。
フォローアップとバンド調整
- 定期的に医師の診察を受け、体重減少の経過を確認します。バンドの調整はアクセスポートから生理食塩水を注入または抜くことで行い、術後1年で5〜8回程度が一般的です。
