肥満バイパス手術の事前手順と準備

外科医との面談

バリャトリック(肥満)手術を担当する外科医と健康状態や手術オプションについて相談します。米国国立衛生研究所(NIH)の基準では、BMIが40以上、またはBMIが35以上で糖尿病・睡眠時無呼吸症候群・関節障害などの重篤な合併症がある場合に手術が検討されます。外科医はこれまでの減量歴や血液検査結果を踏まえて、最適な手術法と術前に必要な減量目標を決定します。

管理栄養士との面談

術前・術後の食事指導は必須です。管理栄養士は、手術前に必要な減量、タンパク質中心の低脂肪・低カロリー食、ビタミン・ミネラル補給、禁酒・禁煙のポイントを説明します。体重を数キロ減らすことで肝臓が小さくなり、手術の安全性が向上します。

精神科医・臨床心理士との面談

保険適用や術後の生活改善のため、心理評価が求められます。ストレス対処や食行動の問題を把握し、術後のサポート計画を立てます。

必要に応じた他専門医の受診

心臓病、睡眠障害、呼吸器疾患、内科的問題がある場合は、心臓専門医、睡眠専門医、呼吸器科医、内科医などの追加検査・診察が指示されます。

術前食事プログラムの開始

外科医と管理栄養士が指示する食事法を実施します。手術方法や減量目標に応じて、2週間から3か月前に開始し、タンパク質を多く、脂質・炭水化物・総カロリーを抑えた食事に切り替えます。液体タンパク質食が必要な場合もあり、ビタミン・ミネラルのサプリメント、禁酒・禁煙、特定薬剤の中止(指示あり)を行います。手術の2日前までに透明な液体のみとする指示もあります。

手術当日

手術前日の真夜中からは飲食を禁止し、薬は少量の水で服用します。持参すべき薬や中止すべき薬は外科医の指示に従ってください。手術当日は指定時間に病院へ入り、麻酔科医との面談、静脈ラインの確保、リラックス用の薬、抗生物質、抗凝固薬の投与を受けます。

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