ラップバンドの代替手段

米国国立衛生研究所(NIH)によると、約1億3360万人が過体重または肥満とされています。多くの人は食事制限と運動で徐々に体重を減らすことができますが、重度の肥満の場合はより積極的な治療が必要です。ラップバンド手術は広く利用されている減量法ですが、唯一の選択肢ではありません。

外科手術以外の方法

手術を選ばない場合でも、医師の処方薬による減量が可能です。米国食品医薬品局(FDA)承認の薬剤として、オリスタット(商品名Xenical)とシブトラミン(商品名Meridia)の2種類があります。

  • オリスタット(Xenical)は、食事中の脂肪の吸収を阻害し、未吸収の脂肪は便として排出されます。1年間の使用で体重の5〜10%の減少が期待できますが、便意の増加や頻回な排便といった副作用があります。
  • シブトラミン(Meridia)は、脳内の神経伝達物質を調整し満腹感を長く持続させ、食欲を抑制します。こちらも1年で体重の5〜10%減が見込めますが、不眠、頭痛、血圧上昇などの副作用があります。

外科手術による減量

ラップバンド以外にも、主に以下の2つの外科手術が選択肢として挙げられます。

  • 胃バイパス手術(Roux-en-Y Gastric Bypass)は、胃の上部に小さなポーチを作り、腸をそのポーチに繋ぎ直すことで、摂取できる食事量を大幅に減らします。これにより、食事量が制限され、長期的な体重減少が期待できます。
  • 胆膵・十二指腸スイッチ(Biliopancreatic Diversion with Duodenal Switch)は、BMIが50以上の重度肥満患者に適応されることが多く、胃の大部分と小腸の一部を切除・再配管します。二段階の消化抑制により、持続的な減量効果が得られます。

それぞれの治療法にはメリットとリスクがあるため、医師と十分に相談し、自身の健康状態や生活スタイルに合った方法を選ぶことが重要です。

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