胃スリーブ手術の流れ

米国では肥満が深刻な問題となっており、国立衛生研究所の推計では約1億3360万人が過体重または肥満です。多くの人は食事制限や運動で対処しますが、重度の肥満の場合は手術が必要になることがあります。バリャトリック手術の中でも特に人気が高いのが「胃スリーブ手術」です。

術前の条件

  • 手術が適応かどうかは医師との相談が必須です。手術が承認された場合は、全身の健康状態や体重に基づき医師の指示に従う必要があります。

  • 喫煙者は術前に禁煙が求められます。喫煙は血栓や合併症のリスクを高めます。

  • 手術前数週間は特定の低カロリーダイエットを実施するよう指示されることが一般的です。

手術の流れ

  • 外科医は腹部に小さな切開を数か所入れ、胃の約60~80%を切除します。残った部分は細長いスリーブ状になり、縫合やステープルで閉じます。手術時間は概ね1〜2時間です。

  • 術後6〜18か月で、必要に応じて追加手術(例:胃バイパス手術)が検討されます。

術後のケア

  • 手術は約2時間で終了し、入院は1〜2日が標準です。術後数週間は胃が腫れやすく、痛みや不快感があります。

  • 最初の1か月は液体食・半固体食から徐々に固形食へと移行します。医師や栄養士の指導に従い、食事量は少量で高タンパク質・低糖質を心掛けます。

  • 体重減少を最大化するため、定期的な運動とバランスの取れた食事が推奨されます。

メリット

  • 胃容量が大幅に減少するため、食事量が自然と制限され、体重が減少します。平均で余分な体重の30~50%が6か月〜1年で減少すると報告されています。

  • 体重減少に伴い、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群などの肥満関連疾患が改善または消失するケースが多く見られます。

留意点

  • 手術はすべての肥満患者に適用できるわけではありません。一般的にはBMIが40以上、あるいは35以上で合併症がある場合が対象となりますが、個々の健康状態に応じて医師が判断します。

  • 費用は施設や保険適用の有無により異なりますが、10,000米ドル以上かかることが多く、追加手術が必要になる場合もあります。

  • 手術前に十分な情報収集と準備を行い、術後の生活習慣変化に備えることが重要です。

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