ラップバンド手術のメリットとデメリット
安全性
ラップバンド手術は他の肥満手術に比べ死亡率が低く、侵襲が少ないのが特徴です。小さな切開で膨らむバンドを胃に装着し、胃や腸を切除・再配管する必要がありません。そのため、術後の痛みや回復期間が短く、長期的な消化器合併症の発生率も低く抑えられます。
調整と結果
皮膚下に設置したアクセスポートから生理食塩水を注入・抜去し、バンドの締め具合を調整します。バンドは胃の一部を小さなポーチにし、食事量を自然に減らす仕組みです。必要に応じて締め直しや緩めが可能なため、過度な栄養不足のリスクが低く、体重減少が思わしくない場合は締め付け、減少が速すぎる場合は緩めることができます。
効果
他の手術に比べ、体重減少は初期段階でやや遅くなります。手術後数週間は液体食が必要で、吐き気や便秘、ガスなどの消化不良が起こることがあります。バンドがずれた場合は効果が低下し、再手術が必要になることもあります。体重が減らない主な原因は患者の生活習慣に起因することが多く、デバイス自体の欠陥ではありません。
リスク
体内に異物を装着するため、胃壁の潰瘍や侵食、アクセスポートからの漏れなどの合併症が起こり得ます。また、バンドで胃が狭められることで閉塞が生じた場合はバンド除去が必要です。手術全般に伴う死亡リスクはありますが、ラップバンド手術では比較的低いとされています。
