胆嚢スキャン(HIDAスキャン)とは?
胆嚢スキャンとは
胆嚢スキャンは、肝胆道イミノジアセチック酸(HIDA)スキャンとも呼ばれる核医学画像検査です。胆石や胆嚢炎、胆道閉鎖症など、胆嚢や胆道系の疾患を診断する際に用いられます。
検査では、放射性トレーサー(放射性物質)を血管に注射し、肝臓で取り込まれた後、胆嚢や胆管へと排泄されます。特殊なガンマカメラでトレーサーの動きを撮像し、胆嚢や胆管の機能を評価します。
胆嚢スキャンの手順
1. 放射性トレーサーの注射
まず、腕の静脈に少量の放射性トレーサー(イミノジアセチック酸、IDA)を注射します。トレーサーは血流を通じて肝臓へ運ばれます。
2. 胆嚢への濃縮
肝臓で代謝されたトレーサーは胆嚢に取り込まれ、そこで濃縮・貯蔵されます。
3. 胆嚢収縮の刺激
一定時間経過後、コレシストカイン(CCK)というホルモンを注射します。CCKは胆嚢を収縮させ、貯蔵されたトレーサーを胆管へ放出させます。
4. ガンマカメラで撮像
ガンマカメラが放射性トレーサーから放出されるガンマ線を検出し、胆嚢や胆管内のトレーサーの動きを画像化します。
5. 位置変換と呼吸指示
検査中は、体位を変えたり深呼吸をしたりして、異なる角度からの画像を取得します。検査全体は約1時間程度で完了します。
6. 検査後の対応
検査終了後は通常の生活に戻れます。放射性トレーサーは数日以内に尿や便で自然に体外へ排出されます。
医師からの指示や質問には必ず従い、症状や既往歴を正確に伝えてください。医師は撮像結果と他の情報を総合して診断し、必要に応じて適切な治療方針を提案します。
