胃バイパス手術の種類と特徴

胃バイパス手術は、胃の容量を減らし食事摂取量とカロリー吸収を抑えることで体重減少を促す手術です。手術方法は「制限型」や「吸収阻害型」などがあり、代表的な種類は以下のとおりです。

Roux‑en‑Y 胃バイパス

胃の上部を小さなポーチ(約30 ml)に分離し、そこに小腸を接続します。ポーチは約1 オンス(30 ml)しか食物を受け入れられず、食事量が自然と減少します。手術はステープルやシーリングで胃を分割し、小腸を新しいポーチに繋ぎ直すことで行われます。

ミニ胃バイパス

Roux‑en‑Y と似ていますが、手術時間が短く(約30分)新しいポーチを作らずに胃の側方をチューブ状に形成し、そこから直接小腸へ接続します。切開が少なく、侵襲が低いのが特徴です。

ラップバンド(調整式胃バンド)

腹腔鏡下でシリコン製の調整可能なバンドを胃の上部に巻き付けます。バンドは皮下に設置されたポートで塩水の注入・排出により締め付け具合を調整でき、胃の通過量を制限します。切開やステープルは使用しません。

胆膵転流(Biliopancreatic Diversion)

胃の大部分を切除し、残された小さな胃ポーチを小腸の末端に接続します。胃からの上部小腸は封鎖され、胆汁や膵液と合流するまで食物が通過しないため、カロリー吸収が大幅に減少します。

腹腔鏡下胃バイパス(Laparoscopic Gastric Bypass)

腹腔鏡とモニターを用いて数か所の小さな切開から手術を行います。胃を小さなポーチに形成し、小腸を新しいポーチへ再接続することで、侵襲を抑えつつ回復期間を短縮します。

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