減量のための胃バンド手術
仕組み
胃バンド手術は、胃の上部に生理食塩水で満たしたバンドを装着し、胃の容量を約1オンス(約30ml)に制限します。バンドは皮下に設置されたデバイスから塩水を注入・抜去することで調整でき、術後最初の1年は体重減少を最大化するために数回の調整が必要です。
適応条件
手術を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
- 年齢18歳以上で、体重が標準体重より100ポンド(約45kg)以上多いこと、またはBMIが40以上であること。
- BMIが40未満の場合は、高血圧や2型糖尿病など、肥満に起因する健康問題が1つ以上あること。
メリットとリスク
メリットは、他の肥満手術と異なり切開やステープルを使用しない低侵襲手術である点です。合併症率は10%未満で、必要に応じて手術の取り外し(リバーサル)も可能です。
リスクとしては、死亡率が約0.05%(2,000人に1人)であること、バンドのずれや食道入口(ストーマ)の狭窄が起こり得ること、再手術が必要になるケースがあることが挙げられます。主な副作用は吐き気、嘔吐、膨満感、ガス、便秘です。
手術費用
手術費用は約12,000〜25,000米ドルで、外科医・麻酔科医の診療料、施設使用料、術後1年間のバンド調整費が含まれます。保険適用が拡大しており、州によってはメディケイドやメディケアでも一部または全額がカバーされます。
保険適用外の場合は、医療ローン会社「CareCredit」などが最大25,000米ドルまでの資金を提供しています。
手術前の準備
手術前にリスクや副作用、食事制限について不明点があれば遠慮なく医師に質問しましょう。
術前から低負荷の運動(ウォーキングなど)や低脂肪・低糖質の食事に慣らすことで、術後の回復がスムーズになります。
術後に必要な食品リストは医師から指示されますので、手術前に購入しておくと、術後の痛みで買い物が困難になることを防げます。
