肥満手術のリスクとは?

肥満手術(バリャトリック手術)に伴う主なリスク

出血

手術中または手術後に出血が起こることがあります。通常は薬剤や輸血、必要に応じて追加手術で対処できます。

感染症

手術部位や体内で感染が生じることがあります。抗生物質での治療が一般的です。

血栓症

深部静脈血栓症(DVT)や肺塞栓症(PE)などの血栓が形成されるリスクがあります。圧迫ストッキングや抗凝固薬で予防します。

漏れ(リーク)

胃や腸の縫合部から内容物が漏れると、感染や脱水、電解質異常を引き起こすことがあります。追加手術やドレナージで対応します。

狭窄(ステノーシス)

新しく作られた胃ポーチや腸間の接続部が狭くなることがあります。嚥下障害や腸閉塞の原因となり、内視鏡的処置や再手術が必要になることがあります。

ダンピング症候群

食べ物が胃から小腸へ急速に移動し、吐き気、めまい、発汗、動悸などの症状が出ます。食事内容の調整で改善し、重症時は薬物や手術が検討されます。

栄養障害

鉄、ビタミンB12、カルシウムなどの吸収が低下しやすくなります。定期的なサプリメント摂取と食事指導が必須です。

胆石

急激な体重減少に伴い胆石ができやすくなります。胆石が症状を起こすと、腹痛や閉塞が生じ、手術が必要になることがあります。

ヘルニア

術後の創部や体重減少に伴う腹壁の弱化でヘルニアが生じることがあります。必要に応じて修復手術を行います。

精神・感情面への影響

身体的変化に伴い、不安、うつ、体像への不満などのメンタルヘルス問題が現れることがあります。術前・術後のカウンセリングやサポートが重要です。

リスクの程度は手術の種類、患者の健康状態、手術チームの経験により異なります。十分な検査と医師との相談で、メリットとデメリットを比較検討することが大切です。

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