胃スリーブ手術の回復期間と術後管理
縦方向スリーブ胃切除(ガストリックスリーブ手術)は、胃の大部分を切除して食事量を制限する減量手術です。残された胃は細長いスリーブ状になり、約180ml(6オンス)程度の食物しか入れられません。
回復期間
胃の大部分が取り除かれるため、他の減量手術に比べて回復には時間がかかります。入院は通常1〜2日で、完全に日常生活に戻るまでに数週間を要することが多いです。
術後の食事指導
手術後2週間は液体のみの厳格な食事が必要です。その後、2週間はピューレ状の食事に移行し、徐々に固形食を再導入します。食事は少量・頻回を基本とし、食べ過ぎを防ぎます。
効果
比較的新しい手術で長期データは限られますが、多くの患者は手術後2年以内に余剰体重の約65%を減らすことが報告されています。
合併症
術後数日間は腹部の腫れや痛みが続くことがあります。必要に応じて鎮痛薬が処方されます。縫合部の漏れや瘢痕形成のリスクは低いものの、完全に排除できないことを理解しておく必要があります。
維持管理
時間とともに胃の袋が伸びやすく、スリーブ手術単独では他の手術ほどの長期的な体重維持が難しい場合があります。十分な体重減少が得られた後、胃バイパスなど別の手術を検討するケースもあります。
