VBG(垂直バンド胃バイパス)手術後の食事ガイド

VBG(垂直バンド胃バイパス)は、胃の上部に弾性バンドを装着して容量を大幅に減らすことで、食事量を自然に制限し、体重減少を促す手術です。手術後は、医師の指導のもと、段階的に食事形態を変えていくことが、最良の結果につながります。

1. 液体食(Liquid Diet)

手術直後は、医師の監督下で液体食に切り替えます。胃が回復する時間を確保し、少量でも満足感を得られるようにするためです。この期間は、以下のような飲み物を中心に摂取してください。

  • 無糖の牛乳や低脂肪乳
  • 無糖ジュース(果汁100%)
  • ブロスやコンソメスープ
  • 無糖のゼラチンデザート
  • クリームスープ(低脂肪)

糖分は極力控えましょう。手術後は糖の吸収が速く、血糖が急上昇すると「ダンピング症候群」と呼ばれる疲労感やめまいが起こりやすくなります。

2. ピューレ食(Mashed Food Diet)

液体食を数日続けた後、ピューレ食へ移行します。固形物は食べられますが、すべて柔らかくすりつぶした状態で摂取します。おすすめの食材は次のとおりです。

  • 細かく刻んだ鶏胸肉や牛ひき肉
  • すり身にした魚(例:白身魚のフレーク)
  • つぶした豆類(例:マッシュした豆腐やレンズ豆)
  • 加熱した果物や野菜のピューレ
  • 柔らかい卵白(蒸し卵やオムレツ)

これらは必ずブロス、グレイビー、無糖ジュース、または低脂肪乳で伸ばして、飲み込みやすい一貫性にしてください。

3. 軟食(Soft Foods)

ピューレ食を数週間続けたら、軟食へとステップアップします。この段階では、食材を飲み物で伸ばす必要はなく、フォークで簡単に潰せるものを選びます。

  • 缶詰のフルーツ(シロップは無糖)
  • 柔らかく煮込んだ肉や魚
  • マッシュポテトやよく焼き上げたジャガイモ
  • ディナーロールや白い食パン(柔らかくなるまで軽くトースト)

このフェーズを経て、医師が許可すれば普通の固形食へと戻すことが可能です。ただし、食事は小分けにし、よく噛んでゆっくり食べることを忘れないでください。

各段階での食事量は、個々の回復速度や医師の指示に合わせて調整してください。糖分・脂肪・高カロリー食品は引き続き制限し、バランスの取れた低カロリー食を心がけることが、長期的な体重管理につながります。

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