ラップバンド手術の健康リスクと合併症
体重減少の方法は多様ですが、ラップバンド手術は一部の患者に有効です。ただし、手術前に生活習慣の見直しが必要で、合併症やリスクも存在します。本稿では、適応条件、一般的リスク、主な合併症について解説します。
この選択肢は自分に適していますか?
以下のような持病や状況がある方は、ラップバンド手術の適応外となります。
- 心臓・肺疾患、潰瘍、クローン病、自己免疫性結合組織疾患、硬皮症、胃・食道出血、高血圧、肝硬変、慢性膵炎
- アルコールや薬物の常用者
- 疼痛に耐えられない、栄養指導を守れない、バンド素材にアレルギーがある方
- 妊娠中、18歳未満の方
一般的なリスク
- 手術中・術後の死亡リスク(稀)
- 胃穿孔(胃壁の破裂)
- 術後の体重再増加
- 投薬に伴う副作用
- 高齢者や極度肥満者はリスクが高まる
- 体内に異物(バンド)を留置することによる合併症リスク
主な合併症
手術後に頻繁に報告される症状・合併症は次の通りです。
- 嘔吐、悪心、便秘、脱水、胸焼け、下痢、貧血、腹痛
- ヘルニア、発熱、胸痛、異常便、脾臓損傷、潰瘍、胃炎
- 胃ポーチのねじれや拡大、バンドが過度に締め付けられた場合の不快感、バンドの位置不良
- 逆流・嘔吐、バンドの浸食(バンドが胃壁に食い込む)など、重篤なケースでは外科的除去が必要
ラップバンド手術を検討する際は、上記のリスクと合併症を十分に理解し、医師と十分に相談したうえで判断してください。
