MRIは何に使われ、どのように行われるのか?

MRI(磁気共鳴画像法)は、強力な磁石とラジオ波を利用して体内の断層画像を作成する高度な医療画像技術です。痛みがなく侵襲的でもなく、放射線を使用しないため安全性が高い検査です。

MRI検査の流れ

1. 準備

検査前に着替え、金属製のアクセサリーやジッパー、ボタンなどをすべて外します。金属は磁場に影響を与えるため、検査が正確に行えません。

2. 安全確認

医療スタッフが問診を行い、既往歴や現在の健康状態を確認します。ペースメーカーや人工内耳などの埋め込み機器がある場合、MRIは受けられないことがあります。

3. 造影剤の使用

必要に応じて、血管内に造影剤(染料)を注入し、特定の組織や血管の映像を鮮明にします。造影剤は検査中または検査前に点滴で投与されます。

4. 体位決め

検査台に横になり、技師が撮影対象部位を適切に配置します。快適に保つために枕や毛布を使用することがあります。

5. MRI装置への搬入

検査台は円筒形のトンネル状磁石内部へスライドさせます。装置内部は狭いので、体が動かないように固定します。

6. 画像取得

磁石とラジオ波が組織の信号を捉え、コンピュータが画像に変換します。この間、機械から大きなノック音や叩き音が聞こえることがありますが、正常で無害です。

7. 所要時間

撮影部位や検査種類により、数分から1時間以上かかることがあります。

8. 監視・コミュニケーション

技師は別室のコントロールパネルから患者の状態を監視し、必要ならインターホンで声を掛け合います。

9. 検査後

検査が終了すると検査台が外れ、立ち上がれます。取得した画像はコンピュータで処理され、放射線科医が診断し、結果は担当医に報告されます。

検査前後の指示は必ず守り、正確かつ安全にMRIを受けましょう。

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