MRIスキャナーはどのような場面で使用され、何を検査できるのか

MRIとは

磁気共鳴画像法(MRI)は、強力な磁場とラジオ波を利用して体内の詳細な画像を作成する医療画像診断法です。放射線を使用しないため安全で、検査時間は概ね15〜30分です。

MRIが主に活用される領域

  • 脳・脊髄の疾患:腫瘍、脳卒中、出血、炎症などを高解像度で描出します。
  • 心臓・血管の状態:心筋や弁、血管の構造・機能を評価し、冠動脈疾患や大動脈瘤、深部静脈血栓症の検出・経過観察に有用です。
  • 筋骨格系の損傷:筋肉、腱、靭帯、骨の損傷や関節の変形(関節リウマチ等)を詳細に把握できます。
  • 腹部・骨盤の病変:肝臓、脾臓、腎臓、膵臓、腸などの腫瘍や嚢胞、その他異常を検出します。
  • がん全般:体内の腫瘍の有無や進行度、治療効果のモニタリングに利用されます。

MRIの安全性と所要時間

放射線を伴わないため副作用はほとんどなく、検査は痛みもありません。多くの検査は15分から30分で完了します。

MRIの原理(簡易解説)

  1. 強力な磁場が体内の水素原子の核スピンを整列させます。
  2. ラジオ波をパルス状に照射し、核スピンの向きを逆転させます。
  3. ラジオ波を停止すると、核スピンは磁場に再び揃い、エネルギーを電波として放出します。
  4. この放出された電波を受信コイルが検出し、コンピュータが画像に変換します。

画像の画質に影響する要因

磁場の強さと使用するラジオ波の周波数が高いほど、画像は高分解能になりますが、取得に要する時間も長くなります。

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