COPDに対して肺葉切除術は行われますか?
肺葉切除術とは
肺葉切除術は、肺のひとつの葉(ローブ)を外科的に切除する手術です。主に肺がんや重度の肺気腫、気管支拡張症、薬物療法で効果が得られない特定の肺感染症の治療に用いられます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)への適応は?
COPDは気流制限を特徴とする慢性の肺疾患で、治療の中心は生活習慣の改善、薬物療法、肺リハビリテーションです。肺葉切除術はCOPD単独の治療としては一般的に行われません。
重症例で検討される手術
COPDが非常に重症で、薬物やリハビリだけでは呼吸機能が改善しない場合、肺容積減少手術(LVRS)という手術が選択肢に入ります。LVRSは、機能が低下した肺組織を一部切除し、残存肺の膨張を助けて呼吸効率を上げる目的で行われます。
したがって、COPDの治療においてはまず保存的治療が基本であり、肺葉切除術は適応外です。重症例に限り、肺容積減少手術が検討されることがあります。
