乳房縮小手術(両側還元乳腺形成術)について
適応
- 上背部、首、肩の痛み
- ブラストラップの跡が肩にできる
- 乳房下の慢性皮膚炎や発疹
- 頭痛・腕の痛み
- 乳房の伸びしろ(ストレッチマーク)
- 繰り返す乳嚢炎や膿瘍
ペディクル法(主流の手術法)
乳頭を乳腺組織に付けたまま(授乳機能を保持)乳房のサイズと形状を縮小します。切開位置は複数あり、傷跡の大きさと位置が変わります。乳頭は高い位置に再配置され、余分な皮膚・乳腺組織は除去・整形され、最終的に新しい位置に合わせて縫合されます。
自由乳頭移植法
極端に大きな胸(Eカップ以上)や、医学的にリスクが高い場合、または高齢者には自由乳頭移植が選択肢となります。乳頭・乳輪を一時的に取り外し、余分な組織を除去した後、再び皮膚移植として乳頭を付け直します。授乳はできず、感覚も低下する可能性がありますが、手術自体は比較的安全です。
脂肪吸引法
乳腺組織の脂肪成分だけを除去する低侵襲手術です。乳腺は脂肪と腺組織で構成されるため、すべての患者に適応できません。乳頭の位置は変わらないため、垂れ下がりの改善は限定的です。ただし、切開は腋下や乳輪・乳房のしわに隠すことができます。
考慮すべき点
- 多くの保険会社は上記の適応基準を満たす場合に乳房縮小手術をカバーします。保険内容は必ず確認してください。
- 手術後に大幅な体重変動があると、結果が変化する可能性があります。
- 授乳が可能かどうかは保証できません。
回復期間
回復期間は個人差がありますが、主なポイントは以下の通りです。
- 術後の痛みや違和感を和らげるための鎮痛薬が処方されます。
- ワイヤー付きブラは最低1か月は使用しないでください。
- 重いものを持ち上げるなどの激しい動作は数週間制限します。
- 運転は2〜4週間は控え、仕事復帰はそれ以降が一般的です。
- 完全に傷が治るまでに最大で1年かかることがあります。
